クールでトリッキー
アルティメットでスパーキー
SHOW&ZEZEのBRAND New CIMEMA!


結末があーだったらこーだったら、映画やドラマを観ながらナンクセをつけることありませんか?

ハングルvsジャパニーズ
まったく言葉が通じないカップル。だから、ソウルで感じ合うしかない。


インチキでメチャメチャ怪しいけれど、憎めない奴等。脇役なんて言わないで。奴等の人生、いつだって奴等が主役。

クールでトリッキー
アルティメットでスパーキー
Show&ZEZEのBRAND New CINEMA!
●随所にトリッキーでニヤニヤさせられる遊び感覚があふれたビジュアルとクラブ系ミュージックが鳴り響く、ソウルフルで骨太でロマンチックな『RUSH!』。このマレに見る傑作を手掛けたのはSHOW&ZEZEのBRAND Newタッグ。監督瀬々敬久とあいかわ翔(役者・哀川翔の別名)の2人だ。

90年代初頭ピンク映画四天王として騒がれ、その後『雷魚』(1997)/『汚れた女(マリア)』(1998)などで内外から高い評価を受けてきた監督のこれまでを知る関係者には、意外性を感じる向きは多いかもしれないが、ZEZEが若者受けするエンタテイメント・ムービーの中でも新境地を築きつつあることは『HYSTERIC』(1999、千原浩史主演)でも実証済み。むしろMTVやTV、CFの世界からではなく、日本映画の系譜上からこんな最新型映画が登場したことを驚くべき。ヨーロッパ・アメリカ映画回顧の時代から市川 崑や鈴木清順、小沼勝などが、ポップで新鮮な作品としてリバイバルされ、現在進行形のオシャレとして受け取られる時代にこそ相応しい才能として、新しい視点からの発見と評価も望むところ。上質のコミックスのような語り口、良くできたRPGのような細部への配慮、あるいはDJがターンテーブル上で2枚のヴァイナルを操るような構造を持つ2in1スタイル。まったく、無国籍アクションを思わせるオールディーズなカッコよさと、世界から爪はじきになてしまう愛すべき人間群像をエンタテイメントに昇華させた手腕には目を見張らされる。

●その瀬々監督を指名したのが、1980年代から現在に至るまで原宿のストリートシーン、TVドラマ、映画、Vシネマの興隆を全て役者として体感してきたSHOW、いや、あいかわ翔と言うのだから、このタッグ侮るなかれ。前述の俳優人の充実もSHOW&ZEZEならでは。

また、複雑かつ遊び心にあふれた脚本を手掛けたのは瀬々作品には欠かせない存在の『百年の絶唱』監督の井土紀州。
テクノ、ドラムンベース、ビックビート、ロック、ダブ、アフロ、南米音楽などをエレクトロニックなスコアに仕上げたのは日本の映画音楽界で石川忠や遠藤浩二らとともに新世代の作曲家として注目される『地雷を踏んだらサヨウナラ』の安川午朗。
やたら元気っぽい日本映画界、そろそろ監督のみならず気鋭スタッフへもっと注目してもいいんじゃなかろうか。

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